派遣の向き・不向き【経験者からのアドバイス】

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派遣で働きたいけど、向き・不向きってあるの?
派遣に向いてる人ってどんな人?

「誰でも正社員がいいはず」と考える人がいるかもしれませんが、細かく見ていくと派遣で働いた方が向いている人もいます。

向き・不向きをまとめた記事はありますが、ここではそんな記事をまとめて、さらに派遣で働いている私がその項目について判定しています。

働き方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

派遣の向き・不向き【経験者からのアドバイス】

派遣会社が提示する、向き・不向きチェックリストを集計

ここでは、派遣会社が公開した複数の記事を集計し、派遣の働き方に向いている人・向いていない人をまとめました。
多くの派遣会社が挙げている項目であれば、信ぴょう性も高いですし、多くの人に当てはまる項目だと考えられます。

【集計方法】
・派遣会社 5社の記事を集計
・記事に記載されていれば1ポイント
・同じ記事に似た項目があった場合は、1ポイントで集計
・項目をカテゴリーで分類。カテゴリーは仕事内容、プライベート、待遇、環境、お金の5つです

向いている人

すべての記事に記載されていたのは「スキルアップしたい、専門性を高めたい」という項目でした。
場所や時間を選べることから、プライベートに関連した項目が多いです。

項目 ポイント カテゴリー
スキルアップしたい、専門性を高めたい 5 仕事内容
プライベートな時間を大切にしたい 4 プライベート
正社員を目指している 4 待遇
いろいろな職種・職場を体験したい 2 環境
ライフスタイルに合わせて働き方を選びたい 2 プライベート
副業がしたい 2 プライベート
経験を積みたい 1 仕事内容
新しい環境に馴染むのが得意 1 環境
やりたい仕事が決まっていない 1 仕事内容
人から指示されて仕事をすることに抵抗がない 1 環境
働きやすさ重視 1 環境

向いていない人

向いていない人のチェックリストは、3社の記事にしか記載がなかったので、最高で3ポイントです。

仕事内容では「ゼネラリスト志向」「責任の大きな仕事をしたい」が挙がっています。
カテゴリーでは、向いている人にはなかった、お金関連の項目があります。

ゼネラリストとは
いろいろな分野の知識や能力をもっている人(対義語はスペシャリスト、専門職)

参考:Weblio辞書

項目 ポイント カテゴリー
ゼネラリスト志向 2 仕事内容
ひとつの職場で長く働きたい 2 環境
責任の大きな仕事をしたい 2 仕事内容
キャリアアップをしていきたい 2 待遇
収入アップを目指したい 2 お金
異動や転勤に強いこだわりがない 1 環境
安定収入を希望している 1 お金
環境の変化にストレスを感じる 1 環境
長期の安定雇用を希望している 1 環境

参考:
どんな人が向いている? 派遣社員として働くのに向いている人 | 株式会社ブレイブ
派遣に向いている人・向いていない人の特徴まとめ | シゴトのあんてな
派遣という働き方はどんな人に向いている?派遣社員に求められるスキル|アデコの派遣・転職
「派遣」という働き方が向いているのはどんなタイプの人? | みんなの仕事Lab-シゴ・ラボ-
派遣のお仕事・働き方やどんな人に向いているのかを解説 | ワーキンお仕事探しマニュアル

実体験からアドバイス

ここまで派遣会社から見た、向き・不向きをまとめてきましたが、ここからは派遣社員を続けている私が、個人的に考える向き・不向きについて、まとめていきます。
職種や、派遣元、派遣先の会社によっても違うと思いますので、ひとつの意見として参考にして頂ければと思います。

向いている人

個人的な意見を表に当てはめると以下のようになります。
ひとつずつ解説していきます。

項目 ポイント 個人的には
スキルアップしたい、専門性を高めたい 5
プライベートな時間を大切にしたい 4
正社員を目指している 4
いろいろな職種・職場を体験したい 2 職種: 職場:
ライフスタイルに合わせて働き方を選びたい 2
副業がしたい 2
経験を積みたい 1
新しい環境に馴染むのが得意 1
やりたい仕事が決まっていない 1
人から指示されて仕事をすることに抵抗がない 1
働きやすさ重視 1
スキルアップしたい、専門性を高めたい

個人的には

自分のできる仕事に特化して企業に参画するので、その分野での経験を積めます。

プライベートな時間を大切にしたい

個人的には

仕事を選ぶ時に、外せない条件をあらかじめ伝えておけばその範囲内で仕事ができます。
ただ、急な残業が発生することもあるので、残業もできない場合は、残業のない会社を選んだり、残業はできないと先に伝えておいた方がいいと思います。

正社員を目指している

個人的には

「正社員に受からない場合に派遣で働く」ということだと思うので、消極的な意味でそうなってしまっているという状況だと思います。派遣法の3年ルールを考慮して、派遣で入って正社員を目指すという意味であっても個人的には消極的な理由に感じます。

いろいろな職種・職場を体験したい

自分のできる仕事に特化した方がいいと思うので「いろいろな職種」については です。
いろいろな要因で職場を変わることがあるので「いろいろな職場」については です。

ライフスタイルに合わせて働き方を選びたい

個人的には

更新期間が数か月単位なので、その時に条件を見直すことができます。

副業がしたい

個人的には

自分で働く時間や日数を選べることから副業もしやすいと思います。

経験を積みたい

個人的には

様々な職場を体験することによって、仕事の経験が積めます。
同じ職種であっても会社によってやり方は様々なので、多くの知見を得ることができると感じます。

新しい環境に馴染むのが得意

個人的には

こちらについては得意なことに越したことはありませんが、あまり過信しない方がいいと思っています。
いろいろな会社のルールや、社員の方の考え方があります。馴染むことは大事ですが、無理のない範囲で考えた方がいいと思っています。

やりたい仕事が決まっていない

個人的には

いろいろな職種を経験したい場合は、個人的には派遣は向いていないと思います。
なぜなら、経験してきた仕事を武器に参画していくからです。

人から指示されて仕事をすることに抵抗がない

個人的には

この項目については、正社員であっても指示はされるのであまり当てはまらないかな、と思います。
ただ、自分のできる内容に関しても正社員の指示を仰ぐことはよくあるので、そこは少しもどかしくなることもあります。

働きやすさ重視

個人的には

自分から条件を決めて仕事を選べたり、更新ごとに続けるかどうかを選択できるので、自分の求める環境を目指すことはできると思います。
一方で、続けたいと思っても更新されないこともあるので、そこは抑えておいた方がいいと思います。

ここまでをまとめると、
・専門分野に特化してスキルアップしたり、経験を積むことにメリットを感じる
・時間、日数、場所を選んで働きたい
そんな人は派遣に向いていると考えています。

向いていない人

向いていない人の表に、個人的な意見を当てはめると以下のようになります。

項目 ポイント 個人的には
ゼネラリスト志向 2
ひとつの職場で長く働きたい 2
責任の大きな仕事をしたい 2
キャリアアップをしていきたい 2
収入アップを目指したい 2
異動や転勤に強いこだわりがない 1
安定収入を希望している 1
環境の変化にストレスを感じる 1
長期の安定雇用を希望している 1
ゼネラリスト志向

個人的には

いろいろな分野の知識や能力をもっている人を表す「ゼネラリスト」会社においては「総合職」と考えると分かりやすいかもしれません。
対義語はスペシャリスト、専門職です。

ひとつの職種に限って極めるというより、広く知識を持って、管理者側にいきたい人はここに当てはまります。

参考:Weblio辞書「ゼネラリスト」

ひとつの職場で長く働きたい

個人的には

同じ会社で長く続けたい場合は、派遣には向いていません。
ただ、同じ会社にいても部署の異動、職場の配置替えがある可能性はあります。

責任の大きな仕事をしたい

個人的には

部署の長として働きたい場合は派遣には向いていません。
ただ、派遣で参画したからこそ大きなプロジェクトに参加できることもありますので、ここでは仕事内容というより「役職」の意味が大きいと思います。

キャリアアップをしていきたい

個人的には

ここでいうキャリアアップとは、役職があがっていくことだと思います。その意味では です。

派遣で働いていると順番に役職があがることはありませんが、スキルを活かして別の会社でキャリアアップすることは可能だと思っています。その部分では です。

収入アップを目指したい

個人的には

昇給という意味では です。

派遣では、自動的に昇給することはありませんが、時給の交渉をしたり、より待遇の良い別の会社に挑戦することはできます。そういう意味で を付けています。

異動や転勤に強いこだわりがない

個人的には

この項目は、派遣に向いていないという意味ではなく、正社員に向いているという意味です。

安定収入を希望している

個人的には

雇用が守られていて、それに伴って収入も安定しているのは、圧倒的に正社員です。

環境の変化にストレスを感じる

個人的には

環境の変化は誰でもストレスに感じると思いますので、この項目についてはあまり重視しなくてもいいように思います。
正社員であっても、上司が変わったり、仕事が変わったりして環境が変わることもありますよね。

長期の安定雇用を希望している

個人的には

雇用の安定を重要視するなら派遣は向いていません。

ここまでをまとめると、
・昇給、安定収入、安定雇用を求める
・管理職や、総合職を目指したい
そんな人は派遣に向いていないと考えています。

まとめ

この記事では、派遣に向いている人・向いていない人を、派遣会社の記事や実体験を元にまとめてきました。
おさらいします。

派遣に向いている人
・専門分野に特化してスキルアップしたり、経験を積むことにメリットを感じる
・時間、日数、場所を選んで働きたい

派遣に向いていない人
・昇給、安定収入、安定雇用を求める
・管理職や、総合職を目指したい

安定収入、安定雇用については誰でも求めることだと思いますので、それ以外の項目で考えた方がいいかもしれません。

私が派遣のメリットと特に感じるのは、いろんな会社のやり方を見れるので経験を積めることです。経験を積むと、より仕事の幅も広がって、知識も増えて、自信に繋がっています。
とはいえ、派遣で働くと、雇用が不安定などのデメリットもありますので、デメリットについての対策をしながら、メリットを享受するのがいいと思います。

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